甲州街道(国道20号線)を歩く旅Part2(調布~高尾山口編)

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どうも、のだぺんです!

今回の記事は前回の「甲州街道(国道20号線)を歩く旅Part1」の続編です。

Part2では調布~高尾山口まで歩いてきました。第2回で一気に神奈川県、山梨県に近づきます。

のだぺん

甲州街道を歩く度に少しずつ変化していく風景をぜひお楽しみください!

本日歩く区間

Part1を見ていない方はこちらからご覧ください!

甲州街道(国道20号線)を歩く:調布~25km地点

前回のゴール地点:布多天神前

午前10時10分、Part1のゴール地点の交差点にやってきました。早速歩いていきます!

電気通信大学

ちょっと歩くと目の前に電気通信大学。1918年に創設された「社団法人電信協会管理無線電信講習所」が母体になった大学です。名前のとおり情報系や理工系の学部が中心になっています。

のだぺん

自分も理系だから志望校としていれていたものの、センター試験の点数が低く断念したなと…

歩道橋からの甲州街道の景色

歩道橋の上。見上げればきれいな青空。調布を超えるとよりどこか馴染みのある街並み感が味わえます。スタート地点の日本橋とは全く違う景色ですね。

25km地点

スタート地点から25kmと記載されている柱。25kmも歩いたというのにまだ8分の1も歩けていないという…

のだぺん

こうやって歩くと世界では面積があまり大きくない日本でも十分広く感じます。

甲州街道(国道20号線)を歩く:25km地点~飛田給

調布駅から歩いて20分、でっかい建物が。

でっかい建物。スポーツ好きならおなじみの場所です。

味の素スタジアムです。Jリーグの試合はもちろん、2019年のラグビーワールドカップの試合会場になった場所。

隣には3,000人収容できる「アミノバイタルフィールド」があります。あることを知らなかった。

アミノバイタルフィールド

アミノバイタルといえば僕がマラソンや100キロウォークでお世話になっているアミノ酸補給アイテム。

訪れたときはとくにイベントがなく閑散としていました。

ちなみに味の素スタジアムにはウォーキングコースもあります。

ウォーキングコースのマップ

スタジアムをぐるっと一周するコースでだいたい1km程度。

これから八王子まで約30km近く歩くので、足をためたく(競馬みたいな言い方笑)、今回はやめておきます。

味の素スタジアムを出てすぐ、日本でも唯一の標識を見つけました。

歴史に残る場所

1964年に開催された東京オリンピックのマラソンの折り返し地点です。調べると、東京オリンピックのマラソンコースは、かつて存在していた国立霞ヶ丘競技場陸上競技場からここまでを往復するルートだったとのこと。

のだぺん

すでに約60年の時が経っているため景色が大きく変わっていると思いますが、それでもここで世界の人たちが競争していたと思うと胸の奥が熱くなってきます。

甲州街道の旅はまだ折り返し地点にも辿り着いていない。まだまだこれからです。

甲州街道(国道20号線)を歩く:飛田給~府中駅

オリンピックの折り返し地点を過ぎたらすぐ府中市に入ります。

府中市へ

調布市に入った時は標識はありませんでしたが、府中市にはありました。設置できる場所が限られているのかわかりませんが、縦型の標識になっていますね。

10分くらい歩いていると左脇に大きな岩のようなものを見つけました。近くにいってみましょう。

岩というよりは人工的な建物っぽい

どうやら史跡のようです。「陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」という場所で、戦闘機を空襲から守るために作った防空壕みたいなものだそう。

戦時中は130もの掩体壕がありました、現在は4基のみが残されています。

のだぺん

戦時にそういった施設もあったのか!」と思ったのですが「こんなに小さいところに戦闘機入るの?」と疑問に思ったり。

現在の旅客機しか知らない自分にとっては、戦闘機がそこまで大きくないのは新鮮でした。

僕の好きなお笑い芸人、EXITが!

リフォーム会社「ヤネカベ」の看板。なんでEXITをチョイスしたんだろう?自分もラジオ聞くくらい好きな芸人だけど、リフォームしたい人の層に合うのやら。

競歩の折り返し地点も

少し歩くと競歩の折り返し地点も標識の標識もありました。色がはげてしまって5輪が4輪に…

のだぺん

100kmウォークをしている身からすると、競歩も素晴らしい大会なので、綺麗な状態を維持してくれたらうれしいなと。

5分くらい歩くと府中駅に到着に到着します。

府中へ。ここから高尾までしばらく京王線を見ることはなくなる

土曜の府中だけあって人が多かったです。

甲州街道(国道20号線)を歩く:府中駅~国立IC付近

府中駅からもひたすら住宅街を歩きます。

調布とあまり景色の変化はない印象です。時間があれば競馬場に行くのもありだと思ったものの、今回スタートが10時すぎだったのもあり、寄る余裕がなくなってしまいました。

のだぺん

ちょうど開催されていたので、馬券買うのもありだったのになぁと。

JR武蔵野線

武蔵野線の上を通ります。府中から埼玉の所沢、浦和、越谷などを経由して千葉の西船橋へと向かう線路。京葉線と繋がっているので、ディズニーランドのある舞浜や終点の東京駅にまで行けます。

たまたま貨物列車が走っていました。(撮れ高作るために電車が来るのを待っていました笑)

10分歩くと国立市に入ります。

国立市
日野バイパスへ

国立市に入ってすぐ、左に曲がります。この区間は日野バイパスと呼ばれる模様。高速のICが近いからか片側3車線となっており、かなり広いです。

国立ICによって直進できないため迂回

国立IC付近。IC周辺は基本的に人が歩けないようになっているので迂回が必要です。

のだぺん

日本の道は車の利便性を優先に道路を作っているのかなと感じますね。

甲州街道(国道20号線)を歩く:国立IC付近~日野市

ヤクルトの中央研究所

ICを超えるとヤクルトの中央研究所の建物が見えます。ヤクルトの肌色とは異なるごりごりのグレー。7階建てなのもあり、印象に残ります。

のだぺん

高速で通るときに何度か見ていたことがありましたが、地上から見るとよりインパクトがあります!

甲府まで101km。遠い…

高速道路を眺めると甲府まで101kmの標識がありました。甲府市も甲州街道を通りますがまだまだ先が長いです。

少し歩くと大きな橋が現れます。そして大きな川。

大きな橋
そして大きな川(語彙力…)

こちら多摩川です。日本橋から30km以上歩いてこの大河川。山はまだ先だし引き続き住宅地が続きますが、これからどんどん自然が増えてくる予感がしてきます。

橋を渡り終える前に、日野市の標識が現れます。日野市の次は八王子。東京都内で市境の標識を見るのもあと1回です。

日野市に入りました。

甲州街道(国道20号線)を歩く:日野市~八王子市

日野市に入ると高架に鉄道が。といっても車輪が付いている電車ではありません。

車輪が見えないということは…

モノレールです。多摩モノレールという多摩センターから上北台の約16kmを結ぶ鉄道です。多摩動物公園の最寄り駅もあるからか、モノレールの側面にきりんのイラストが書かれていますね。

のだぺん

「モノレール×動物園」は子どもの夢がいっぱい詰まっている気がします!

13時を過ぎてお腹がすいたので、昼食にラーメン屋へ。家系ラーメンの大和家に来ました。いや~歩いてる途中に食べる家系は最高です。

大和家の家系ラーメン
のだぺん

「今日はいっぱい歩くので何を食べてもゼロカロリー!」って気持ちで食べました。おいしかったです。

再び歩くといかにもバイパスを作るためにできたような道(とある区間を結ぶために坂をなんとかして作ったような道)を歩きます。

バイパスならではの坂道

長めの坂で結構疲れました(笑)

ひたすら住宅街が続きます。

このあたりは小高い丘になっているようです。南を見渡すと緑がよく見渡せます。

東京だがしかしもうそこには山々

山も見えますね。どんどん東京を出る感じが強くなっています。

日野市に入ってから90分ほどで、八王子市に入ります。甲州街道の旅、東京最後の自治体です。

八王子に到着

甲州街道(国道20号線)を歩く:八王子市~八王子駅

八王子もまだ駅から少し離れた場所のため、住宅街が続きます。

ゲームセンターがありました。鬼滅の刃の炭治郎が待ち構えています。

炭次郎…?
のだぺん

あまりにもアニメとのキャラクターの差がありすぎて思わず笑ってしまいました。

許可をとって作られたのかと気になってしまうところもありつつ、これはこれでインパクトがあるので、ゲームセンターの集客を担っている気がします。

単線しかない。東京だというのに。

東京には珍しい単線を発見。JR八高線です。八王子から群馬の高崎までつながっている単線。埼玉県の川越を超えると、非電化区間になる関東屈指のローカル線です。

浅川という川を渡ります。渡り終えると高い建物。いよいよ八王子の中心街に到着です。

浅川。多摩川と繋がっている川だそうです。
八王子の中心街付近。高い建物が増えてきた!

標識を見ると八王子の文字も消え、大月の文字が。大月は山梨県東部にある自治体です。

山梨が見えてきたぞ!

まだ大月まで40km以上あるものの、やっと県外の地名が出てきたのでうれしい限り。

甲州街道を引き続き歩こうと思ったんですが、せっかく市街地に来たので、ここで少し寄り道。八王子駅に向かいます。

10分もかからないうちに八王子駅に到着

のだぺん

さすがに大きいですね。東京の人が「八王子は田舎」というけど、少なくとも中心街は都会そのもの。駅から少し離れても高い建物で囲まれているし、地方の県庁所在地と比べても十分に肩を並べられる場所だと思います。

駅前のドトールでコーヒーを飲んで、高尾までのエネルギーを溜めます。

甲州街道(国道20号線)を歩く:八王子駅~50km地点

20分ほど休憩をして、甲州街道に戻ります。

お店が並ぶ甲州街道。1階にお店が並び2階以降は住居みたいな感じになっています。

八王子の市街地

駅から500mぐらい離れたところですが、全然栄えていますね。

のだぺん

たまに老舗のようなお店もあり、下町感もあるのもいいなと

追分町で左折

追分町という交差点で左折します。この辺りで八王子の市街地ともお別れです。

標識を見ると高尾の文字も消え大月と甲府に。大月が残り46kmと一気に山梨に近づいた気がします。

甲府の字も見えてきた!
2月の甲州街道イチョウ並木

葉が1枚もない街路樹が並びます。この道は「甲州街道イチョウ並木」と呼ばれる東京屈指の並木道です。2月のため残念ながら見れませんでした。

しばらくすると50km地点に到着です。

Part1と合わせて50km歩きました!
のだぺん

今日で25km以上歩いたことになります。しっかりと歩きました!といっても今日の目的地まで残り2~3kmくらいあるんですが…

ともあれ50km、少なくとも甲州街道の5分の1は歩いたことになります!

甲州街道(国道20号線)を歩く:50km地点~高尾山口駅(本日のゴール)

夕暮れの八王子

歩道橋を上り、並木道を見渡します。夕暮れの八王子、そして目の前には山。東京とのお別れが目前であることを伝えられたかのような気分にります。

しばらく歩くと高尾駅の北口に到着です。

高尾駅北口

昔ながらの駅舎。以前高尾に来たときは南口で下りたけど、南口は東京の近郊によくある駅っぽいデザインでスーパーや本屋もあったのでギャップがあります。

高尾の街並み

高尾駅周辺は観光地だけあってちょいちょいお土産屋さんっぽいところが見られますね。

JR中央本線の高架下にある南浅川

JR中央線の高架下を通ると川があります。これまで通った川と違って森が隣接しています。

目の前には陸橋。京王電鉄高尾線です。

京王電鉄高尾線
のだぺん

夕方だけあって車のヘッドライトが付いてます。たまに来るハイビームが眩しい…

陸橋の下を通ると、奥には駅が見えてきます。高尾山口駅です。

本日のゴール地点:高尾山口駅

陸橋から歩いて3分。無事、高尾山口に到着しました

本日はここで終了です。

歩いた時間:約7時間20分
歩いた距離:約28km

甲州街道(国道20号線)を歩く:おまけ

八王子に一泊するため、一度電車で戻り八王子駅へ。

せっかく八王子に来たので八王子ラーメンを食べることに。八王子ラーメンは刻み玉ねぎが特徴的な醤油ラーメンです。

今回食べに来たのはびんびん亭というお店。たまねぎたっぷりのラーメンをいただきました。

八王子ラーメンの名店、びんびん亭
たまねぎマシマシで食べた八王子ラーメン

トッピングでさらにたまねぎを追い増しに(笑)

のだぺん

歩いた後なのもあり、最高においしいラーメンでした。どっと疲れた後にちょうどいいあっさり醤油。よかったです!

甲州街道(国道20号線)を歩くPart2の観想&まとめ

今回は個人的に車で通ったところが多く、歩く前はそこまでわくわくすることはないんだろうなと思っていましたが、細かいところをじっくり見るとやっぱ気になるところもいっぱいありました。

ただ、観光に行きたいところが何か所かあったけど、甲州街道から大きく外れてしまうため諦めざるをえないという…長距離徒歩ならではのデメリットも感じましたね。

でも2日で東京駅から八王子を横断したって思うとすごいですね。自己肯定感がとても上がります。

のだぺん

電車になんとなく乗るだけでは楽しめない光景を味わえたしとても満足です!

さて、次回は一つ目の山場、大垂水峠を越えます。そして東京を越え、神奈川県、山梨県へと入ります

ぜひ次回もご覧ください!

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