100キロウォークのためだけに愛知から岡山に行ってきました(笑)
どうも、愛知県在住(2024年10月時点)のだぺんです!
今回は毎年5月に岡山で開催される100kmウォーク大会「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」に参加してきましたので、どのような大会だったかを紹介します。
これまで12回100キロウォークに参加したのだぺんが、できる限り客観的に情報をお届けしたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!(歩いてから5ヶ月くらい放置してしまった…)
この記事でわかること
- 大会概要
- コースの特徴と難易度
- 初参加者・初心者におすすめの理由
- 大会のきついところ
- 完歩のポイント
- 参加する前に知っておいたほうがいいこと
- 全体のコース写真
Contents
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行ってどんな大会?
大会名 | 晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行のコース |
開催日 | 2024年5月3日(金)~4日(土) |
距離 | 100km |
スタート時間 | 3日10時 |
制限時間 | 4日10時(24時間以内) |
スタート・ゴール地点 | 後楽園河川敷 |
チェックポイント&関門 | 5箇所 |
参加費 | 13,000円 |
参加賞 | オリジナル缶バッジ |
完歩率 | 70.3% |
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行は、岡山県の東側をぐるっと1周する100kmウォークの大会です。岡山市~瀬戸内市~和気町~備前市~赤磐市と歩き、岡山市に戻るといったコースになっています。
岡山の住宅街、瀬戸内海を面する道、勾配のある山道がルートの大部分を占めています。
個人的な印象としては、地域おこしのイベントとしてかなり力をいれている大会なのかなと思いました!
衆議院議員の方が開会式に参加したり、インスタライブで選手にインタビューしたりなど、インパクトがありましたね。メッセージを書く白いボードや登壇して意気込みを語れる機会とかおこなっている大会は少ないんじゃないかなと!
地域発展のために開催している大会だというのがよく伝わりました!
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行のコース
コースの特徴や難易度について紹介します!
コースの特徴
個人的な意見になりますが、100キロウォークのコースとしてはオーソドックスな感じがしました!
平地を歩く箇所が多いものの、勾配のある坂も要所要所で現れるコース。感覚的には85kmが平地、15kmが坂(下り坂含む)という印象です。住宅街もあれば自然豊かな場所を歩くこともしばしば。
他大会と比べると、はじめて参加する人でも歩きやすいのかなと思いました!
コースの難易度
晴れの国おかやま100キロ歩行の難易度は初級〜中級という感じかなと!
平地が多く、ほぼアスファルトの上を歩くため、きつすぎない印象です。
大会によりますが、登山道も歩くこともあるのでそれと比べれば…!
ただし、ほかの大会と比べるとしっかりとしたアップダウンがあるのが特徴です。一気に上る坂が3つあるので、そこで心が折れそうになる可能性があります。あと24時間という制限時間の短さが大変なのかなと思われます。
また前提としてお伝えしたいのが、どの大会でも100キロ歩くこと自体の難易度が高いです。あまり普段から歩いていない人がはじめて参加する場合は地獄でしかありません。
あくまでも100キロウォークの大会のなかではやさしめということだけお伝えします!
初心者におすすめな理由やきついところについては、あとでより詳しく紹介します。
休憩所でもらえる食べ物・飲み物
晴れの国おかやま100キロ歩行では、ところどころで休憩スポットがあり、食べ物・飲み物を支給してくれます。
今回もらえたのは以下のとおり。
11.0km 沖神社前土手 ドリンク(水・ドデカミン・トマトジュース・お茶・スポーツドリンクのどれかひとつ)
22.0km 野崎産業株式会社 いちご
25.9 健幸プラザ西大寺 飲み物やお菓子など
36.6 長船土師ポイント きゅうり(マヨネーズ・ひしお・しお味)
*ひしおは味噌や醤油の原点と言われている岡山の伝統食品
44.8km 備前中学校:ぶったまごはん(卵かけごはん)
60.2km 大池緑地公園 豚汁
65km 水行谷神社 お菓子や甘酒など(私設エイド)
69.9km リバーサイド和気 おしるこ
77.5km 盤梨中学校 倉敷うどん
ほかにも私設エイドでコーヒーゼリーやおだんごを提供してくれた場所もありました。P&G♡さんという方がしてくれたそうです!
個人的に卵かけごはんが一番おいしかったです。ブランド卵を使っていて、卵黄の濃厚な味をからめたごはんが最高でした✨
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行が初心者におすすめの理由
初心者向けにおすすめの理由として以下の3つを紹介します!
- 平地が多い
- コンビニがそこそこある
- マップに距離が掲載されて時間を管理しやすい
平地が多い
コースのほとんどが平地なのもあり、比較的歩きやすいコースだと感じました。
3つの坂以外はダメージが少なく、歩きやすい印象です。
基本的に川沿いを歩くのもあり、高低差のない道がひたすら続きました。
コンビニがそこそこある
街中を歩く区間も多く、ほかの大会よりコンビニがそこそこある印象です!
最初の20キロはコンビニが出てこないものの、そこさえ乗り越えればコンビニが約5~15kmに1回はあります。
10km以上コンビニがない区間でも、ところどころでトイレや自販機があります!トイレを我慢したり、飲み物に困ったりするリスクが低く、安心して歩けるでしょう。
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行では、大会側から支給されるごはんの量が多くありません。そのため、コンビニがあることで食べ物やお菓子を補給できるのは大きなメリットです。
ただし、10km以上コンビニがない箇所がある以上、事前にどのコンビニに寄ったほうがいいか計画を立てることをおすすめします。
マップに距離が掲載されて時間を管理しやすい
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行ではのコースマップには、特定の場所ごとに距離が記載されており、時間管理しやすいのがメリットです。
スマートウォッチをもっていない人でもだいたいのペースをつかみやすく、次のチェックポイントや関門まであと何時間以内に到着すればいいか把握しやすくなっています!
また、大会側から渡されるIBUKIというGPSを装着して歩くため、自身がどこにいるのかリアルタイムでわかるのも初心者にとって良いポイントです。
IBUKIに掲載されているマップを見ることで、道に迷うリスクを最小限に抑えて安心して歩けます。
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行のきついところ
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行のきついところを3つ紹介します。
- 24時間以内で完歩する必要がある
- 3つの大きな坂がある
- 川岸を歩く区間が多く景色に飽きやすい
事前にきついところを把握しておくことで、大会への準備や対策をしやすくなるので、ぜひお読みください!
24時間以内で完歩する必要がある
一般的に100kmウォークの制限時間は26~28時間が相場ですが、晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行では24時間と短いです。
時速4kmでゆっくり歩くと間に合わない可能性があります。
自分もはじめて100kmウォークに挑戦したときは26時間55分だったため、もしこの大会で初参加だったら間に合いませんでした。
スタート時は順調に歩けたとしても、最後のほうはどんどん疲れておそくなり、1時間に4km未満しかあるけないという方もいるでしょう(自分がそう)
ちなみに77.5kmのタイムアウトが翌朝6時となっていますが、6時に到着して残り22.5kmを4時間で歩くのはかなり厳しいでしょう。わざとゆっくり歩いていて本当はめちゃくちゃ速く歩ける、といったいつも授業さぼっているけどテストで100点の天才タイプであれば別ですが…
22.5kmを歩くなら遅くとも4時30分に出発したいところです。もし間に合いそうにない場合はリタイアすることも考えましょう。
3つの大きな坂がある
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行には3つの大きな坂があります。
- 約40~43km:伊坂峠という本大会で一番きつい坂を上ります。
- 約55km~63km:暗い中じんわり足に負担をかけてくる坂が待っています。60.2km地点にエイドがありますが、その後も坂が続きます。
- 約80km~82km:80km歩いた後に坂の続く住宅街が待っています。
3つの坂があるという理由で、この大会の難易度が高くなっていると考えています。
個人的にきつかったののは2つ目の坂と3つ目の坂でしたね。2つ目はせっかく豚汁を食べてしっかり休憩したのに上らないといけなかったし…3つ目の坂は体力をほとんど消耗した&足の裏が痛い状態で上らなければならないので、ひいひい言っておりました。
できるだけ後の坂で辛い思いをしないためには、最初からムリのないペースで歩いて足に負担をかけさせないことが大切です。
景色に飽きやすい箇所がある
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行では川沿いを歩く区間が多い場所や景色の変化がない道をひたすら歩く区間があり、飽きやすいと感じる場合があります。
とくに川沿いの区間がずっと続くため「まったく進んでいる感じがしない」となることがあるかもしれません。
景色の変化がないと精神的にきつくなるので、同じペースの人に声をかけて話しながら歩くことをおすすめします!
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行を完歩するためのポイント
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行で完歩するためのポイントとして、以下の2つは必ず押さえておきましょう。
- 昼食を用意しておく
- 暑さ対策・寒さ対策をしっかりしておく
どちらも重要なことなので詳しく紹介します!
【重要】昼食を用意しておく
スタートしてから20kmはコンビニもスーパーもないため、必ず昼食を用意しておきましょう。
10時にスタートしてからだと最初のコンビニに到着するのは13時30分~14時30分になります。
なにも昼食をもってこないと12時くらいに空腹のまま歩くことになります…素直に地獄です。
また、コンビニが混んでいたり先着していた人が購入して食べ物がほとんどなかったりするリスクもあるので、スタート前に昼食を用意しておくことをおすすめします。
【重要】暑さ対策・寒さ対策をしっかりしておく
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行は日中はそこそこ暑く、夜は冷えます。
気象庁によると今大会での岡山市の最高気温が25.0℃、最低気温が10.3℃であったため、気温の差が激しいことがわかります。
25.0℃だと暑さ指数で「警戒」のレベルとなり、長時間外にいると熱中症のリスクがあるでしょう。逆に夜は寒くて低体温症のリスクがあります。
気温の高い低いは精神的にもやられるので、できるだけ昼は身体を冷やすための対策を、夜は防寒具を用意することをおすすめします!
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行に参加する前に知っておきたいこと
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行に参加する前に、以下のことをしっかりと把握しておきましょう。
- 近くに温泉や銭湯は少なめ
- GPSは絶対になくさないようにする
- コースに観光スポットがほとんどない
大会で楽しい思い出を作るために、ぜひ参考にしてみてください!
近くに温泉や銭湯は少なめ
歩いた後にゆっくり温泉につかりたいという方もいると思いますが、会場の近くに温泉がありません。
強いて言えば次の温泉が近いくらいですかね。
行けなくはない場所ですが、行くとしたら岡山駅からバスかタクシーで行くことになります!
ちなみに自分は前日にぽかぽか、大会終了後にほのかの湯に行きました!ほのかの湯がスーパー銭湯のなかでかなり評価が高くおすすめです。自分も風呂にゆったりつかり、休憩処で爆睡できて最高でした!
気になる温泉があれば寄ってみましょう!
GPSは絶対になくさないようにする
大会当日にIBUKI GPSを使用して位置情報を確認できますが、絶対に肌身離さず付けましょう。
ゴール・リタイア後に回収されますが、もし紛失した場合は3万円を支払わなければなりません💦
大会当日に説明があると思いますが、リュックの肩掛けに取り付けてください。マジックテープ式で外れるリスクは低いですが、なくさないために時々確認しましょう!
コースに観光スポットがほとんどない
遠方から参加する方だと「せっかくだから観光を楽しみたい」という方もいるでしょう。ただ、コースにはメジャーな観光スポットは一切ありません。
観光したい方はなるべく前日から岡山に行って観光することをおすすめします。(100km歩いた後だととても観光する気になれないため)
ちなみに自分は前泊したのに観光できずでした、どうしても対応しなければならない仕事があり、コワーキングで作業することに…桃太郎神社とか倉敷とか観光したかったです。
晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行のコース写真まとめ
今回歩いたコースの写真をまとめます。
次のページから詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください!