いやぁとにかくやばい大会でしたww
あ、どうも!100kmウォーク大好きのだぺんです!
10月に開催された中山道・木曽路ウルトラウォーキングに参加して完歩してきましたので、大会について詳しく解説します!(またまた5か月ほど投稿をさぼっていました。)
来年以降で参加しようか悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
この記事でわかること
- 大会概要
- コースの特徴と難易度
- 大会の魅力
- 大会のきついところ
- 参加する前に知っておいたほうがいいこと
- 全体のコース写真
Contents
中山道・木曽路ウルトラウォーキングの大会概要
大会名 | 中山道・木曽路ウルトラウォーキング |
開催日 | 2023年10月14日(土)~15日(日) |
距離 | 103km |
スタート時間 | 14日10:00~10:10(スタート時間の指定あり) |
ゴールの制限時間 | 15日16:00(最大30時間) |
スタート地点 | 岐阜駅 |
ゴール地点 | 南木曽駅(長野県) |
チェックポイント | 5箇所 |
関門 | 1箇所 |
参加費 | 12,800円 |
参加賞 | LEDバッジ |
中山道・木曽路ウルトラウォーキングは文字通り、中山道をひたすら歩く大会です。旧中山道ということもあり、他大会と比べてオフロードの区間が多くあります。
中山道・木曽路ウルトラウォーキングのコース
岐阜駅から南木曽駅までひたすら旧中山道を歩くコースとなっています。
最初の20kmだけ平地を歩き、次第に山道が多くなるのが特徴です。
道中、石畳の敷かれた山道をひたすら歩きます。約85km~約90kmの区間には標高差300m以上ある馬籠宿に向かう坂があります。
約80km以降に一番きついところがあるという100kmウォーカー泣かせのコースです(笑)
馬籠宿からは下りがメインの道になり、妻籠宿を経由してゴールの南木曽駅へと辿り着きます。
中山道・木曽路ウルトラウォーキングの難易度
はっきりいって中級者~上級者向けの印象です。
初めて100キロウォークに参加する人にはかなり厳しい大会だと思います。
逆に中級者から上級者にとってはとても楽しいコースです。とくにトレイルランも好きな人だと楽しい大会になると思います!
ちなみに第6回の完歩率は69%。意外と高いように見えるかもしれません。
ただ、初参加者の完歩率でないことに注意が必要です。
アクトレップさん主催の大会は100kmウォーク経験者が多い傾向にあります。
その点も踏まえての69%のため、決して高いとは言えない数値です。
中山道・木曽路ウルトラウォーキングの魅力
中山道・木曽路ウルトラウォーキングで個人的によかったと思ったところは、以下の2つです。
- 旅人気分を味わえる
- 自然を満喫できる
それぞれ詳しく解説します。
旅人気分を味わえる
中山道・木曽路ウルトラウォーキングは五街道の1つである中山道をひたすら歩く大会。山→宿場町→山→宿場町と繰り返して歩く区間があり、まるで江戸時代の旅人になった気分を楽しめます。
昔ながらの宿場町の雰囲気が残っており、歴史を堪能できます。
大会で寄れる宿場町は以下のとおりです。
- 加納宿
- 鵜沼宿
- 太田宿
- 伏見宿
- 御嵩宿
- 細久手宿
- 大湫宿
- 大井宿
- 中津川宿
- 落合宿
- 馬籠宿
- 妻籠宿
個人的にですが中津川宿、馬籠宿、妻籠宿が一番の見所かなと思います!人気の観光地なのもあり見ごたえがあります!
自然を満喫できる
山道を歩く区間が多くほとんどのコースが森林に囲まれているので、自然を満喫できます。
石畳の区間もあり、他の100kmウォークでは味わえない光景を楽しめます。
登山やトレイルランが好きな人にもおすすめの大会です!
中山道・木曽路ウルトラウォーキングのきついところ
大会できついところを5つ紹介します!
- とにかくアップダウンが多い
- 夜中に森の中を歩く
- 石畳が滑りやすい
- コンビニが少ない
- エイドでもらえるごはんの量はそこまで多くない
難易度が高い理由がわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
とにかくアップダウンが多い
最初から最後までアップダウンが多いのが特徴です。
山道はもちろんのこと、普通のコンクリートの道でも精神力が試される坂があります。
きつかった場所としては以下のようなところがあります。
- 第1エイド手前の坂
- 第2エイド~第3エイドの御嵩宿以降の山道
- 第3エイド~第4エイドの大井宿に入るまでの山道
- 第4エイド~コンビニエイドまでのコンクリの坂道
- コンビニエイド~第5エイド(馬籠宿)までの標高差約300m以上の上り坂
- 第5エイド(馬籠宿)~長野県に入るまでの上り坂
個人的に御嵩宿~第4エイド、コンビニエイド~第5エイド~長野県がきつかったです。
体力が減った後半に急な坂道があるかなりタフなコースとなっています。
夜中に森の中を歩く
第2エイド~第4エイドの区間は基本的に夕日が沈んでから歩くことになります。
御嵩宿以降は完全に真っ暗です。真っ暗のなか山道を歩かなければならないため、一人では心細くなります。
山道なのもあり電灯は一切ないため、ヘッドライトや懐中電灯だけが頼みの綱です。
山道に所々クマ出没注意の看板が出てきて、さらに恐怖を煽られます。歩いている途中で獣臭もしたため、近くにいるのではとひやひやしました。
暗闇の中歩くことになるので、必ず明るめのヘッドライトや懐中電灯を用意しましょう。一人で歩くのが不安なら誰かに声をかけて一緒に歩くことをおすすめします!
石畳が滑りやすい
昔の街道というのもあり、石畳が敷かれたコースを歩きます。しかし、場所によっては濡れているところもありスリップしやすいので注意が必要です。
とくに今大会は夕方からずっと雨が降っていたのもあり、石が濡れていて転倒しそうになりそうでした。
石畳の上に落ち葉や砂利もあり、その上を踏んで滑って転倒することもありえます。
転倒を防ぐためにも下り坂は慎重に歩く必要があります。
できるだけ滑らないよう、グリップの強い靴を履きましょう。
コンビニが少ない
コース中にあまりコンビニがないので注意しましょう。とくに1つ目のコンビニエイドから第4エイドまでの30kmは一切ありません。
第4エイドからコンビニエイドまでには1つだけあります。ただし、坂を上る必要があるので、よほどトイレの限界や身体を休めたい人でない限りおすすめできません。
エイドでもらえるごはんの量はそこまで多くない
中山道ウルトラウォークで支給される食べ物はそこまで多くない印象です。
ざっともらえた食べ物はこんな感じです。
第1エイド:総菜パン(数種類のうちどれか1つ)
第2エイド:バウムクーヘン
第3エイド:カップラーメン
第4エイド:いなり寿司
第5エイド:スープ(数種類のうちどれか1つ)
第3エイドのカップラーメンは満足でしたが、全体的にちょっと物足りないかなという感じでした!(自分がたくさん食べるのもあるかもですが…)
そのため、各エイドやコンビニでの補給が大切になります。
ただし、エイドでもらえるごはんは多くないもののお菓子はたくさん食べられます!
各エイドに塩ようかんや梅干しシート、チョコなどがあり、エネルギーやミネラルの補給が可能です。携行食として使えるので、エイドから出発する前に食べ物を補給するのもいいでしょう。
中山道・木曽路ウルトラウォーキングで参加する前に知っておいたほうがいいこと
参加する前に以下のことを事前に知っておくことをおすすめします!
- トイレはそこそこある
- 関門時間は割と優しい
- 帰りに寄れる場所がほとんどない
- リタイアしたら帰るのが大変になる
トイレはそこそこある
中山道というのもあり、道中で寄れるトイレがほかの大会よりも多かったです。
とくに中山道という観光地だけあって所々に公衆トイレがありました。
夜中に山道のトイレに行くというのは怖いですが、2時間以上我慢しなければならないような状況は回避できると思います!
ただ、公式からもらえるマップには明記されていないので、何も知らずに歩くと見逃すことも…
事前にどこにあるかを調べておきましょう。
関門時間は割と優しい
コースがきつい分、ほかの大会よりも関門時間は緩めです。
唯一の関門である第4エイド(70km地点)を21時間以内に歩けばいいだけです。(もちろんそこまでたどり着くのがきついけど)
単純計算で時速3.3kmくらいですかね。一般的に人間の歩行速度が4km~6kmくらいと考えると少しペースを落として歩いたり、休憩を多めにとったりしても間に合う可能性があります。
帰りに寄れる場所がほとんどない
ゴールの南木曽駅は寄れる場所がほとんどないのがデメリットです。
自分が見た限りお土産屋が1店、食堂が2店しかありませんでした。
ちなみに自分は大会が終わってから食堂に寄りました。
味噌ナス定食とビールで一人で打上げをしていました(笑)ビールが五臓六腑に染み渡る~。
更衣室もないので、着替える場所も限られます。
自分は駅前の公衆トイレで着替えました。
リタイアしたら帰るのが大変になる
リタイアする場所や時間によりますが、帰るが大変になる可能性が高いので注意しましょう。
とくに第3エイド、第5エイドは駅から離れているうえに、到着時間によっては終電が過ぎることもあります。運営スタッフが駅まで送ってくれますが、休む場所は自分で確保しなければなりません。
また、緊急事態でない限りは道中でのリタイアはやめましょう。途中で棄権してもスタッフに迷惑がかかります。
中山道だと車で行けない区間もあるので、スタッフの対応も時間がかかります。
リタイアするなら必ずエイドでというのがどの大会においても基本です!
中山道・木曽路ウルトラウォーキングのコース写真
コース全体の写真を紹介します!どのような景色が見られるかぜひご覧ください!(次のページで見られます!)