どうも!100kmウォーク大好きのだぺんです!
突然ですがみなさん、群馬と言えば何が真っ先に浮かびますか?
そうですよね。
ぐんま100kmウォークですよね!!(そんなことはない)
茶番はさておき…
今回は、5月13・14日に開催されたぐんま100kmウォークに参加して完歩してきたので、以下のことを紹介します!
- 大会概要
- コース
- 難易度とその理由
- 大会の魅力
- 大会のきついところ
これまで100kmウォークを9回完歩した自分が他の大会と比較して詳しく紹介したいと思います!
ぜひ最後までお読みください!
Contents
ぐんま100kmウォークの大会概要
大会名 | ぐんま100kmウォーク |
開催日 | 2023年5月13日(土)~14日(日) |
距離 | 100km |
スタート時間 | 13日9:00~11:55(時間内であればいつでもOK) |
ゴールの制限時間 | 14日13:00(最大28時間) |
スタート・ゴール地点 | 前橋市役所 |
チェックポイント&関門 | 9箇所 |
参加費 | 10,000円 |
参加賞 | オリジナルTシャツ |
ぐんま100kmウォークはニューイヤー駅伝のコースをすべて一人で歩く大会。「しおや100キロウォーク」と「つくば100キロウォーク」と合わせて北関東三大100キロウォークの1つになっています!
しおや100キロウォークについては関連記事「しおや100キロウォークのコースを徹底解説!大会の魅力やきつい箇所も詳しく紹介」をご覧ください!
ぐんま100kmウォークのコース
ほぼ100%ニューイヤー駅伝のコースをとなっています。前橋から西に歩いて高崎まで10km歩き、その後は伊勢崎、太田と東のほうへ。
太田からは北上して桐生市に行き、最後に前橋に戻ってゴールです。
基本的には坂が少なくてほとんど平地を歩く印象です。ただ、後半で小さな坂を上ったり下ったりするようなルートが多めでした。
ぐんま100kmウォークの難易度とその理由
難易度については初級から中級くらいのイメージです。
今大会の完歩率が70.1%で他大会と比べても割と平均的な難易度かなと感じました!
初参加者でもしっかりとトレーニングと準備をしていれば、完歩できると思います!(もちろん初参加でも完歩できるからといって、ほかの大会と同様きついのは変わりません)
難易度が初級から中級くらいだと感じた理由としては、以下の4つがあります。
- 制限時間が28時間もある
- 比較的平地が多い
- コンビニが多い
- エイドや関門でごはんがしっかりと出る
初心者が他大会と比べて完歩しやすい理由をメインで紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
制限時間が28時間もある
多くの100kmウォークでは制限時間が24時間~26時間くらいですが、ぐんま100kmウォークは制限時間が28時間と長いです。
ほかの大会よりも若干ペースが遅くても歩き切れる可能性があります。
休憩も長めに取れるので、初参加者の人に優しいと感じました!
チェックポイント(関門)も3か所ありますが、9時スタートで4.5kmくらいのペースで歩けば問題なく間に合うという感じです!
ほかの大会と比べて平地が多い
ほかの大会と比べて平地が多いため、坂で体力を消耗するような区間が少なくて歩きやすいです。
ほとんどの区間が幹線道路なのもあって、道路がしっかりと整備されています!
とくに前半は坂が少なかったのですらすら歩けます。ただし、後半に緩やかな坂を上ったり下りたりする区間が増えるので、足の痛みも考慮すると徐々にきつくなる印象です。
コンビニが多い
ぐんま100kmウォークは交通量の多い道を歩くのもあり、エイド間にコンビニが多くあります。
定期的にトイレ休憩やエネルギー補給できるのでかなり助かりますね。
2箇所ほど5km~6kmコンビニがない区間もありますが、全コースに満遍なくあるので安心です。
コンビニだけでなくファミレスやマック、すき家などもあります。ご飯をしっかりと食べたい人はお店に行くのもありですよ!
エイドやチェックポイントでごはんがしっかりと出る
エイドやチェックポイントでは、十分なくらいの量のごはんが出ます!
各ポイントでの支給される食べ物は次のとおりです!
エイド・チェックポイント(距離数) | もらえる食べ物・飲み物 |
高崎通過ポイント(11.5km) | 紙パックのジュース |
第1エイド(18.7km) | おにぎり |
伊勢崎チェックポイント(34.1km) | バナナ・きゅうり |
第2エイド(49.4km) | 牛丼 |
太田チェックポイント(56.6km) | ・パイナップル ・オレンジ ・おにぎり ・みそ汁 ・コーラ |
第3エイド(63.3km) | 玉こんにゃく |
伊勢崎チェックポイント(72.4km) | ・豚汁 ・おにぎり |
第4エイド(80.3km) | ミネストローネ |
第5エイド(90.2km) | ・菓子パン ・梅味のエナジードリンク |
写真で紹介するとこんな感じです!
基本的に十分な量を食べられます!
自分も1回か2回コンビニでお菓子を買った程度だったので、量は充分でした!人によっては後半食べれずにパスするほどです。
ただ、第1エイドまでご飯が出ないので、昼食は事前に用意したほうがよかったかなと感じました。
また、事前にクーポンをもらえて、群馬のおいしいスイーツを通常価格よりも安く食べられます!
今回いただいたのは次の2つ。
どちらもめちゃくちゃおいしかったです。
タイム狙う人は寄ると時間かかってしまうためおすすめできませんが、楽しみたい人・時間をかけてでも完歩したい人であれば寄ることをおすすめします。
大会の魅力
個人的にぐんま100kmウォークならではの魅力だと感じたことは以下の2つ。
- ニューイヤー駅伝を存分に味わえる
- アンカンミンカンさんやスタッフの応援が温かい
どの大会に参加しようか悩んでいる人はぜひご覧ください!
ニューイヤー駅伝を存分に味わえる
「ニューイヤー駅伝のコースを全部歩く」というのがぐんま100kmウォークならではの最大の魅力だと思います!
ニューイヤー駅伝といえば実業団駅伝の最高峰。国内のトップランナーが集まる大会で、そのコースを一般の人が歩けるようになっています。
もちろん駅伝と違って歩道を歩くので若干景色は違いますが、実際のコースを味わえるのは駅伝や陸上競技が好きな人は充分に満喫できるでしょう。
アンカンミンカンやスタッフの応援が温かい
自分が過去参加した大会の中ではスタッフ側の人たちの応援が温かいと感じました!
要因としては、応援スタッフによしもと芸人のアンカンミンカンさんがいることだと思います!
吉本興業所属のお笑いコンビ。メンバーの川島さんと富所さんは群馬県出身で、現在は群馬県住みます芸人として活動中。過去にぐんま100kmウォークを完歩した経験あり。
アンカンミンカンさんは前回は挑戦者として参加されていましたが、今大会は最初から最後までサポーターとして参加していました。
スタッフさんと同じようにコースのゴミ拾いや案内をしてくれるし、気さくに声をかけてくれます。「えっ?こんなに芸人さんと距離が近いの?」って思うくらい近いです(笑)
エイド・チェックポイントでも盛り上げてくれて、他大会よりもエイドの空気が明るい印象を受けました!
また、スタッフさんも明るく和気あいあいとしてるので、全員が楽しんでいる大会なのかなという感じがしました。
ぐんま100kmウォークのきついところ
ぐんま100kmウォークのきついところとして、以下の4点があります。
- エイド間が長い区間がある
- 地味にアップダウンがある
- 信号の多い区間がある
参加する前にきつい箇所を知っておくことで少し心構えを変えられるのでぜひ参考にしてみてください。
エイド間が長い区間がある
ぐんま100kmウォークでは、エイド間が10km以上の区間が3か所あります。
10km以上ある区間 | 距離 |
スタート~高崎通過ポイント | 11.5km |
第1エイド~伊勢崎チェックポイント | 15.4km |
伊勢崎チェックポイント~第2エイド | 15.3km |
すべて前半にあるので第2エイドまで乗り越えれば少し気持ちが楽になりますが、50km歩いた時点で心が折れるかもしれません。
初めて参加すると50kmでもしんどいので、第1エイド~第2エイドまでの30kmが異常に長く感じることもあります。
できるだけ心が折れないよう大会に参加するまでに15kmがどれだけ遠いか歩いてみることをおすすめします。できれば1日で30km歩く機会を作って試してみましょう!
地味にアップダウンがある
ぐんま100kmウォークでは、一部ゆるやかな坂を上ったり下ったりする区間があります。
決して一気に10m上るような急坂はないですが、地味にダメージが蓄積されてしまいます。
とくに後半が多めで、70km~95km区間に小さな坂が続いたり、高架橋を渡ったりするという印象です。
また、99kmには歩道橋が待っています。
ラスト1kmに20段~30段くらいの階段が出てきて思わず苦笑いしました(笑)
地味なアップダウンが続くのでできるだけ前半は無理して早く歩こうとせず、体力を温存して後半に挑むことをおすすめします。
信号の多い区間がある
ぐんま100kmウォークは幹線道路や都市部を歩くのもあり、信号がそこそこあります。
とくに前橋や高崎は信号があるたびに停まらなければなりません。
最初前橋から高崎に向かう際は、まだ体力があるのになかなか進められず、ちょっとストレスになります。
また、最終区間で前橋の中心地に入った際は、足の裏がずっと痛いのに立ち止まらなければいけないためつらいです。
こればかりは対策するすべがないので耐えるしかないです。立ち止まる時間はストレッチや休憩時間だと思ってやり過ごさないといけません。
当然ですが、信号無視は絶対にやめましょう。
ぐんま100kmウォークに参加する上で注意しておきたいこと
大会に参加する上で注意しておきたいこととして、以下の4点があります。
- 1日目の昼食は用意しておく
- 最寄り駅から会場まで若干距離がある
- スタートを遅くすると制限時間が短くなる
- リタイアした際に休める場所が限られている
参加する前に注意点を把握して万全な準備をしておきましょう!
1日目の昼食は用意しておく
第1エイドまでは食べ物が支給されないので、事前に用意しておきましょう。用意しておかないと19kmくらい何も食べずに歩くことになります。
9時スタートの場合第1エイドに到着できるのは12時30分~14時00分くらいです。
コンビニやう玉屋があるので食べ物を買えますが、疲労が溜っていないうちはどこも寄らずに歩きたいという方もいるでしょう。
第1エイドに着くのが昼食の時間よりも遅くなることが想定されるので、多少荷物が重くなっても軽食を用意しておくことをおすすめします!
最寄り駅から会場まで若干距離がある
最寄り駅の前橋駅から会場までは1.5kmほどの距離があります。100kmと比べるとたいしたことない距離ですが、大会前はできるだけ体力を温存しておきたいですよね。
体力の消耗を抑えたい人はバスを利用しましょう。ただし、地方の路線バスは本数が多くないので、時刻表の確認は必須です。
詳しくは前橋市中心部バス時刻表を確認してみてください。
スタートを遅くすると制限時間が短くなる
ぐんま100kmウォークはスタートが9時~11時55分のフリースタートで時間内であればいつでもスタートできます。ただし、どの時間にスタートしてもゴールは13時になるため注意が必要です。
11時55分にスタートした場合制限時間が約25時間になってしまいます。25時間でも完歩はできますが、初挑戦であまり自信がない人はできるだけ早いほうが望ましいです。
自分も別の大会で初めて完歩しましたが、その時のタイムが27時間くらいだったので、遅くスタートしたらリタイアになっていました。
「当日自宅から現地に行きたい」「9時スタートはゲートが混雑するからあえて遅く歩きたい」という人以外は9時スタートにしましょう。
リタイアした際に休める場所が限られている
リタイアする場合はスタート地点まで車を送ってくれますが、周辺に室内で休める場所がありませせん。マンガ喫茶も近くになく、ホテルも当日チェックインできない可能性があります。
深夜にリタイアした場合、休める場所がほとんどないので始発が来るまで待たなければなりません。
あるとしたら駅前のカラオケくらいかなと思います。終バスも過ぎているので歩くのが大変ですが、寒さをしのぐために頑張りましょう。
ぐんま100kmウォークは初参加でも完歩できる!
100kmウォークの大会の中でもぐんま100kmウォークは、しっかりトレーニングすれば初心者でも完歩できる大会です。ニューイヤー駅伝のコースを充分に味わえます。
9時からスタートすれば制限時間が28時間になるため、ゆっくり自分のペースで歩けますよ。
ただし、エイド間が長い箇所や信号の多い区間があるので注意しましょう。
ニューイヤー駅伝が好きな人や、関東周辺に住んでいて100kmウォークに挑戦したいという方はぜひ参加してみてください!