どうも、ウォーキング大好きのだぺんです。
はぁ~温泉行きたい。でも車使うの面倒だなぁ。
こんなことを思っていたらあるアイデアが浮かんだのです。
そっか!歩いて温泉に行けばいいんだ!
そこで今回は山梨でもっとも有名な温泉のひとつ、ほったらかし温泉に電車と徒歩で行くことにしました!
しかし、歩いてから気づいたのです。
歩いていくところじゃねーーー!!!!
そんな歩いて地獄と感じたほったらかし温泉までの旅路を文章にしましたので、ぜひご覧ください!
Contents
そもそも「ほったらかし温泉」ってどんな場所?
ほったらかし温泉は山梨県山梨市にあるリアルガチな絶景温泉。
昼に見る甲府盆地と正面にどっしりと構える富士山、御坂山地の山々の美しさは日本の魅力がすべて詰まっているといっても過言ではないほど。また、新日本三大夜景に選ばれているほど夜景がきれいなのも特徴の温泉です。
日の出の1時間前から営業しており、朝日を迎えながらの温泉もできます。
絶景を見ながらの温泉を楽しむために、日本全国からほったらかし温泉に訪れる人がいるとか。
ほったらかし温泉まで歩いたルート
山梨市駅からほったらかし温泉まで約4.6kmのルートを歩きます。1時間程度で歩けてしまうため、距離的にはそこまできつくありません。
ただし、わずか4.6kmの間に350m以上の標高差があります。ほったらかし温泉が標高700mくらいあるので、坂を上らなければなりません。
なぜほったらかし温泉まで歩いて行くか
結論、ほったらかし温泉は車でしか行けない場所のため、車以外で行くとすると自転車か徒歩になります。
タクシーという手もありますが、お金がかかってしまいますし、貧乏性の自分はあまり使いたくないのです。
また、最寄りのバス停からという方法もあります。フルーツ公園という場所にバス停があって、1.6km歩けばほったらかし温泉にたどり着けます。しかし、バスの本数は1日3本とほとんどありません。
自転車ももっていないし、それなら4.6kmかけて歩くしかないなという結論に至りました。
ほったらかし温泉歩行記
ということでここからが本格的なほったらかし温泉までの歩行記録をお話させていただきます。
どうぞご覧ください!
山梨市駅からスタート!
早速山梨市駅改札口に到着しました!歩いて行きたいと思います。
北口の階段をゆっくりと下ります。両サイドに木の板が貼られていて、木の優しい香りがしてとても穏やかな気持ちになります。
ロータリーを見ると大きなモニュメントが現れます。
甲斐の八珍果(モモ、ブドウ、リンゴ、ナシ、カキ、クリ、ザクロ、ギンナン)をモチーフにしたモニュメントです。果物のモニュメントが建てられるなんてさすがフルーツ大国という感じですね!(なんでギンナン?って思うけど)
最初は平坦な道!ありがたい!
ロータリーから左に曲がりまっすぐ歩きます。最初は比較的平坦な道です。
途中ほうとうの看板。
ほうとうは和食なのでは?なんで中華料理屋さんが?と思いつつ中華屋さんのもちょっと食べてみたい。
笛吹川ののどかな景色を眺めながら橋を渡ります。
少し歩くと銅像が見えます。
近くまで行ってみましょう。
かなり高いところにあります。こちら、根津嘉一郎の銅像です。根津嘉一郎は山梨県出身の実業家。東武鉄道や南海電気鉄道などの鉄道施設に携わった人で、「鉄道王」とも呼ばれています。
東京の青山にある根津美術館も根津嘉一郎が建てたものとして有名です!
ちなみに銅像があるのは万力公園という公園。14haもある県内有数の大きな公園です。万葉集で詠まれた植物が多く咲いており、自然を感じられるスポットとなっています。
ここからが坂!坂、坂、坂!
万力公園から500mほど歩くとほったらかし温泉の看板が見えてきます。
文字と矢印だけの看板。有名な温泉とはいえ、かなりシンプルですね!
矢印に従って右折。いよいよ350m以上ある坂のはじまりです!
少し歩くと所々でぶどう畑を見ることができます。ただ、残念ながら訪れたのが10月中旬というのもあり、すでに収穫時期が過ぎているようでした。
わりと緩やかな坂。自動車が通るのもあってか上りやすい道になっています。
観光地らしいぶどうの街灯がありますね!
10分ほど坂を上ると甲府盆地が見渡せます。ここだけでも全然悪くない景色。
途中、細い道に。徒歩の場合、最短距離で行こうとするとこの道を歩くのがベストとなっています。最短距離で行く分、勾配はきつくなりますが…
正直ここがめっちゃしんどかったです…小高い丘の農道という感じ。たった3分歩くだけで息切れをしてしまいました。
高架下の落書き。
こういった落書きはどこにでもありますね。にしても、どの場所に行ってもデイリーヤマザキみたいなフォントがあるのはなんでだろう。
再び先ほどの大きな道と合流します。
右方向(坂を少し下ったところ)に展望台みたいな場所がありました。休憩がてら行ってみます。
絶景ですね!一面にブドウ畑が広がって見渡せば山が連なっています。ほったらかし温泉が新日本三大夜景に選ばれているのもあり、ここからでも十分夜景を楽しめるんだなと思います。
観光地フルーツ公園へ!さらにその奥へと行く!
再び歩くとまたまた展望台があります。
「名前のない展望台」という展望台です。「名前がない」が名前となっておりパラドクスが起きています。
ここからも景色を見渡せますね。先ほどの場所とは異なり、いろいろな花とともに景色を見渡せます。ここまで自然あふれた景色を見るともう山を登った気分です。
少し歩くと交差点です。
車であれば右折をするのですが、最短距離で歩くためにまっすぐ行きます。
最短距離…つまり激坂です。
今回のルートで一番きつい坂が待っています。ハンドブレーキの効きが悪い車だったら、動いてしまうのでは?と思うほどきつい(笑)
まあもちろん上りますが
坂を少し歩くと白い大きな建物が見えます。一体何でしょうか。近くまで行ってみましょう。
大きいドーム上の建物が2つもありますね。こちら、フルーツ公園です。「花とフルーツとワインの公園」をテーマにした公園で、子供だけでなく大人も楽しめるような場所になっています。
アスレチックや屋内のわんぱくドームもあり、子供は1日中遊べます。果樹園もあり、収穫や定植などのイベントなども豊富です。
坂を上って10分ほどすると再び車通りの多いところに合流します。急坂はここで終わり。あとは緩やかな坂を上るだけです。
衝撃のラストスパート
ほったらかし温泉までこの道をずっと歩くことになるのですが、交通量の割には道が非常に狭いです。
一部の区間では対向車がすれ違えないほど狭く、どちらかがなんとか余裕のあるスペースに一時停止して道を譲っている様子も見られます。
木に囲まれる区間も多いですが、所々で景色を見渡せる隙間があります。
少しずつ空が開ける道になります。ゴールまで近い気がする!
そして5分後。
ついにほったらかし温泉の看板が!
いよいよ到着です!いやぁ疲れた!
それにしてもここまで歩くとか自分がはじめてなんじゃない?
そう思った矢先、驚きの文字を目にする。
それがこの駐車場の案内。僕は歩行者なのでこの看板は関係ないはずなのですが…
下をよく見ると…
「歩行者はコチラ」だと!?
まさかの「歩行者もいます」と言わんばかりの案内!いやこんな坂のきついところ誰が歩くんだよ!おかしいんじゃねぇの?(特大ブーメラン)
ともあれ、案内があったので遠回りせずすぐに入り口にたどり着けました。この案内作ってくれた人ありがとうございます!
いざ温泉へ!
ひとまずほったらかし温泉の入口に到着です。
休憩所や食事処、土産屋などがそれぞれ独立した建物となっており、小規模集落のような雰囲気があります。
女子の「眺望のトイレ」。
男だから行けないけど、トイレがどのような眺望になっているのかものすごく気になりますね。
ほったらかし温泉には展望台もあります。そして雲が移動したからかとある山が姿を現しました。
そう日本一高い山、富士山です!いいタイミングで出てきました。10月だったのもあり、まだ雪は積もっていませんがそれでも嬉しいです。
ほかの山と比べても富士山だけは明らかにどれかなのかがわかりますね。
この景色を見ながらの温泉。楽しみです!
温泉入口へ。ほったらかし温泉には「あっちの湯」と「こっちの湯」がありますが、広々とした温泉が好きなので「あっちの湯」にはいります!
それでは今回の旅はこれで終了です!
歩いた距離:4.6km
所要時間:1時間40分(動画の撮りまくっていたら時間がかかりすぎてしまった)
ほったらかし温泉まで歩いた感想
いや~わずか4.6kmの距離ながらかなりきつかったです。最短距離だとどうしても急こう配の坂を上る必要があり、大変でした。
しかし、絶景を見ながらの温泉は最高でしたね。富士山も見れて身体も温まって疲れが飛びました。
といっても帰りも歩く必要があって結局疲れてしまいました(笑)
やっぱりほったらかし温泉は車で行くべきだし、車がないなら観光バスやタクシーを使ったほうがいいかなと!(当たり前すぎる意見)
歩いていってみたいと思う方はぜひ挑戦してみてください!
また、電車を利用してほったらかし温泉に行きたい方はレンタカーを使うのもひとつの手段です!石和温泉駅で車を借りてほったらかし温泉に行くといったプランもできますので、がっつり山梨観光をしたいという方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?